【本】お金のむこうに人がいる

とある証券会社の開設キャンペーンで送られてきた本があり、証券会社からなので当然のように資産運用に役立つ本かと思ったのですが、違いました。

運用に関して役に立たないのなら読んでも仕方がないと思い、全然読んでいなかったのですが、先日読み進めていくうちに止まらなくなり、そのまま最後まで読破してしまいました。

お金について知っているつもりで知らなかった話や考え方がありました。

読破時間は約3時間です。

結論:お金とは何かをマクロの視点から考えるきっかけとヒントを得ることができた。

こちらの本では、家庭のお金を増やす方法や資産運用については深く触れていません。

いわゆる年金問題老後2000万円問題バブル崩壊や国の借金についてなどのお金にまつわるニュースについて何となく聞いたことがあるなというテーマを、何がどう問題なのか、そもそも問題ではないのかをわかりやすく説明し、お金とは何かを学ぶことで、いまいちよくわからない経済について自分で考えるためのヒントを得ることができるようになっています。

作者は、より良い社会(≒豊かな生活)の実現のため、一人一人がお金とは何か、その本質をよく考えてほしいとの思いで執筆されたと読み取れたのですが、もっと若いとき、高校生・大学生のうちに読んでおきたかった内容だと思いました。

お金について自ら学んでいかないと学ぶ機会が少ない日本人には、作者が内容で触れているようにお金を話題にする=タブー視されることもありますが、現代社会において自分自身や社会全体の暮らしが豊かになっていくためには当然お金の話は避けて通れず、そのためには一人でも多くの人が自分で考えることが大切という事で、自分だけ良い暮らしができれば良いということではなく、みんなで豊かになっていこうと考える作者の思いがしっかりと伝わってきました。

お金を増やすための資産運用、実践の面では最新の情報を取り入れている某学長などのYouTubeチャンネルを参考にしていますが、この本からは実践にすぐに結びつく内容ではないものの、お金とは何かについて自分の視野・考えを広げることができました。

これから就職して働く方、資産運用について考えている方におすすめです。一読されてみてはいかがでしょうか。

【本】お金のむこうに人がいる” に対して2件のコメントがあります。

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