【支笏湖/苔の回廊】支笏湖観光で早朝に散策、写真で様子と行き方を紹介

支笏湖は北海道千歳市にある、空港から程近いメジャーな観光地で、火山の噴火によって作られたカルデラ湖です。

湖周辺には風不死岳や樽前山などの山々に囲まれていて、ボートの貸し出しやキャンプ場などがあり、時期によってはまつりもあるそうです。

苔の回廊は支笏湖周辺でメインの観光地となるビジターセンターから南に車で10分ほど行ったところから、さらに徒歩30分ほど南に進んだところにあります。

気軽に行けるかと思いきや、道中は虫が多いのと、意外と時間がかかりました。

ちなみに、苔の回廊に似たロケーションで苔の洞門と呼ばれる場所があります(こちらの方が観光案内や資料館に紹介されていて有名)。

以前は内部に入ることができ、岩盤の崩落後は入口付近に観覧台が設置されていたようですが、観覧台の崩落後に安全面の担保が取れないことから閉鎖が決まったそうです。(千歳市公式サイトより)

人工物を撤去し、自然に返すということで駐車場も閉鎖されているとのことなので間違いのないようご注意ください。

それでは、苔の回廊について、行ってみて良かった点、みどころを紹介します。

良かったところ

苔に囲まれた回廊はどこか神秘的

苔の回廊と呼ばれる場所までたどり着くと、そこから先は左右が苔の壁に囲まれて、日常では感じることのできない、ちょっとした異世界にきたような気分を味わうことができました。

人によっては「ジブリの世界のようだ」と感じることもあるようです。

壁が緑になっているためか、太陽からの光も緑っぽくなっています。

また、私が訪れた時間は6月の日曜日でしたが、9時という朝早めの時間ということもあったのか、人は少なめで、生き物の声もよく聞こえてきました。

生き物に明るくない私には何の声か分かりませんので、詳しい方、良かったら教えて下さい。

すれ違ったグループは行き帰りで10組くらいです。

苔の回廊は、第1の回廊は始まりから終わりまでゆっくり歩いて10分くらい続いていました。

さらに奥へ進むと第2の回廊もあるらしいのですが、道が険しくなっており、軽装で来ていたため今回は断念しました。

苔の回廊への行き方

ざっくり到着までの流れを書くと下記の流れです。

  1. モラップ駐車場(無料)に車を止める(ビジターセンターより車で10分)
  2. 紋別橋まで歩く(東へ徒歩25分)
  3. 苔の回廊まで歩く(南へ徒歩20分)

途中休憩無しで往復約2時間かかりました。

モラップ駐車場は苔の回廊から最も近い駐車場ですが、それでも徒歩40~50分かかります。

一応紋別橋という苔の回廊までの入口となっている橋の近くに1台だけ止められる場所があるらしいのですが、私は見つけられませんでした。

モラップ園地周辺図
モラップ第2駐車場

支笏湖を眺めつつ、徒歩で紋別橋のある東へ向かいます。

駐車場付近から見える支笏湖
舗装のある歩道を行く
駐車場から紋別橋までの中間付近。途中から舗装がなくなります
※画像のように歩道に乗り上げての駐車はやめましょう

紋別橋は車道にあり、歩道で歩くと見落としやすいので注意。

進んできた道から紋別橋への分岐点
写真右側は進んできた道の延長(上の写真)。左手に紋別橋が見えるのでこちらへ進む
紋別橋

駐車場から25分。道のりは平坦ですが、ここまででも一息あります。

ここから南へ行くと大きな倒木があり、そこが苔の回廊への入口です。

大きな倒木、紋別橋から見えます
途中、人工物による段差があります
倒木もまだまだあります
中盤にさしかかったところで分かれ道。左が正解。
行く手を阻む木が続きますが、道は合っています。もう一息。
奥の壁に緑色が見えてきたら回廊の入口です。

苔の回廊は第一の回廊と呼ばれる場所が10分ほど続きます。

第一の回廊、終盤は崖のようになっていて、しっかりした装備が必要となりそうなのでここで断念しました。

第一の回廊終盤
第一の回廊終盤

帰り道は、行くときには気づかない分かれ道があるので注意が必要です。

中盤あたり。左が来た道

ちなみに、天気は良かったのですが、が大量に舞っていました。また、足元も悪く、長袖長ズボン運動靴以上の装備は必須です。

また、道中は観光用に整備されているわけではありません。熊避けの鈴も持っておきましょう。

行く道のりは時間がかかり大変ですが、興味がある方はぜひ赴いて、写真では得られないものを五感で感じてほしいです。

行かない方がいい人

ここまで見ていただいたら察しはつくところと思いますが、下記に当てはまるとしんどいかなと思います。

  • 自然に触れることはあまりない
  • 長時間歩くのは苦手
  • 虫が苦手
  • ただ苔が生えているだけでしょ?←その通りです

気軽に行ける場所ではなく、労力の割りに地味なので、ネイチャー感度の高い方でないと楽しめないと思います。

ただ、そのぶん人は少なく、冒険感もあるので、例えば山登りが好きだけどいつもと違った楽しみ方をしたい人など、訪れてみてはいかがでしょうか。(一応、道を進み続けると風不死岳の登山道に合流するそうです←最初に発見、訪れた人はすごいですね)

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